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建築に携わる者にとって、一級建築士の資格はぜひ取得しておきたい資格である。
この道に進むことを選んだ時点で、自動的に受験を決めていた。
この試験は、受験資格として、学歴、実務歴の要件があるが、まず二級建築士の資格を取得してから一級の試験に臨んだ。
この資格の取得をむずかしくしているのは、大学、高校共、卒業後すぐには受験できず、一定期間の実務経験が求められる点にある。
誰もがそうであるように、新人社会人として、会社などに入った場合は、およそ数年は、右も左もわからず、苦労させられる時期である。
この時期に、受験勉強をしなければならないのだが、たいてい、その時間も余力も残っていない。
たまにある日曜、祭日の休み、お盆休みや正月休みに集中して勉強時間を確保し、1回目の学科試験に臨んだ。
学科試験は計画、構造、法規、施工の4科目だが、施工がまったくできず、不合格となった。
翌年2回目の受験は、真夏の時期、冷房のない室温35度の教室で行われ、意識もうろうとする中、施工を重点的に勉強した甲斐あって合格することができた。
その後すぐ製図の実技試験があるが、共同住宅の課題で平面詳細図の作図をもとめられ、不覚にも単線で作図したため不合格となった。
その翌年、2回目の製図試験で、運よく合格することができた。
学校卒業後、数年にわたる受験期間は、仕事を覚える時期と重なり、勉強に集中できないこともあったので、モチベーションの持続がもっとも大事と痛感した。
最近の一級建築士試験は、合格率が下がり、取得がむずかしくなっている。
しかし、難易度のひとつの指標となる微分積分を含んだ計算問題は、構造の科目で数問あるにすぎない。
他の問題は、いってみれば暗記物。
体力とやる気があれば、なんとかなるもの。
たたし、人間は年齢と共に、気力も体力も落ちてゆくのは事実。
なるべく若いうちに取っておくにこしたことはない。
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