資格の合格体験記は、国家資格、民間資格、各種検定など様々な資格、検定などの試験に合格した方がその体験談を投稿する、合格体験記情報サイトです。各資格の合格率や難易度、勉強法や勉強時間なども体験談に基いて掲載しています。あなたの取りたい資格が必ず見つかります。
サイト内の記事を検索
CCNAを受験しようと考えたきっかけとして、ITサポートの仕事の多くはネットワークが絡むことが多いです。
それはソフトの問題であっても、機器本体の問題であっても、通信を行う限りネットワークの知識が必要になってきます。
例えばある機器とある機器が通信を行い、ある結果をやり取りする場合、使用者はその結果で機器が正しく動作しているかを判断します。
結果をもたらす原因が通信上の問題であっても、ユーザーは結果からしか問題を認識できないので、ネットワークの問題が起因しているという判断を思いつかないということが多々あります。
こういった状況でユーザーに問題の根本を説明する場合、自分自身のネットワーク知識が不安定な状態であると、正しい起因を説明することができません。
サポートを行う範囲での知識はもちろん習得できる環境にあるのですが、きっちりと体系立てた理解を行うにはCCNAの様な資格を受験するのが手っ取り早いと考え受験しました。
勉強をしていく上で、普段ツールで解決できるような内容の問題は、ツールを使わずに答えれるようにしておかないといけないため若干の苦労をします。
例えばサブネットの計算などもその1つではないでしょうか。
サブネット、これはもう計算なので
225.225.225.128 <-> 25bit <-> 10000000(4オクテット目が)
というのを感覚でわかるようになればOKです。
受験勉強の時には、内容を正しく理解をするために2進数から10進数の計算方法や、その逆やネットワークアドレスを導き出す計算やホストの数、サブネットワークの数、そういったものを出すための計算を(理屈を理解するために)やりました。
試験では、ちゃっちゃと答えを選べるだけの方法でいいと思います。
試験会場で渡されるメモ用紙に
128 64 32 16 8 4 2 1
——————————–
25 26 27 28 29 30 31 32(第4オクテット用)
17 18 19 20 21 22 23 24(第3オクテット用)
——————————–
128 192 224 240 248 252 254 255
とメモを取っておき
25bitt、あー255.255.255.128だな
27bit、255.255.255.224だ
/29bit あーワイルドカード 1+2+4の7だなとか
みたいな感じで、計算せずにさらさらっとやったほうが間違いもないし早いと思います。
良くある問題が
(1) 200.0.5.32/27
(2) 192.168.3.95/27
(3) 10.0.10.255/20
「ホストに割り当て可能なアドレスはどれか?」
「とか、そのサブネット上の最初のアドレスをルーターのインターフェイスに使用せよ」
とかあるんですが、
こういうのもバカ正直に計算するよりは
/27
0~31
32~63
64~95
96~
とかメモを書いて、あ、(1)(2)ダメだなとか・・・・
ちなみに(3)は3オクテットが16の倍数(ネットワークアドレス)と-1(ブロードキャスト)なので、4オクテット目が255でもOKだな
みたいな感じで、試験では真面目に計算している時間はとてもとれないが、絶対に落としてはいけない計算問題を効率よく解くための手法の習得に苦労しました。
CCNAの試験は実際にコマンドを打ち込んで実機を設定する問題が出題されます。(試験ではエミュレーターにコマンドを打ち込みます)
こういった実機コマンドの勉強は、実際に実機を触りながら行うのが一番頭に入りました。
会社にはシスコの実機はなく、試験も個人的に受験しましたので、必要なルーター機器はオークションサイトで購入しました。
中古のシスコルーターを3台程度落札したのですが、中古機器でも5万~7万ほど費用がかかったと思います。
それなりの金額を出して購入しましたし、試験代も3万程します。
こういった勉強に関わる費用を個人的に負担しましたので、落ちたらもったいないという気持ちになり、モチベーションが高まりました。
問題を解くときのコツは、正解の選択肢の正解理由を考えるよりも不正解の選択肢の「間違っている理由」を問題を解くときにブツブツと言える方が良いと思います。
CCNAの本番の試験でも、いまいち選択肢が絞り込めない(日本語訳が変な)問題があるのですがそういう時、間違っている選択肢がわかれば消去法で正解の選択肢がわかるようになります。
また、CCNAの試験は一問毎に回答を終えると、見直しのために前の問題に戻るということができません。(つまり後から検算ができない)
でも、問題を解くときに間違っている選択肢に理由をきっちりつけることができれば、問題単位で検算できていることになるのでためらうことなく次の問題に進めます。
徹底攻略 Cisco CCENT/CCNA Routing & Switching 教科書 ICND1編[100-101J][200-120J]対応 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略)
出題範囲だけでなく、ネットワーク技術者が身に付けるべき知識を基礎からていねいに解説しています。
スポンサーリンク
投稿数の多い順にランキング!