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大学時代に日本語を母国語としない子供たちにボランティアで勉強を教えていたことや、自分自身が外国語を学んできたことで非常に世界が広がった経験があったので、今度は自分が日本人として日本語を学ぶ楽しさを伝えられたら、というのが根底にあったことが、日本語教師になろうと思ったきっかけです。
日本語教師になるためには、日本では一般的に1.日本語教育能力検定試験に合格する、2.420時間の養成講座を修了する、3.大学で日本語を主専攻・副専攻であることが必要だと言われています。
実際に教壇に立って教えるという立場になるためには、やはり座学だけではなく実技もあるほうがより自信を持てると思ったため、2.の420時間日本語教師養成コースに通うことにした次第です。
受験勉強で一番苦労した点は、モチベーションの継続です。
勉強内容は興味があることなので、多少つまらないなと思える言語学や音声学の勉強も平気でしたが、何よりも根気よく通学するモチベーションの継続が一番重要になってくると思いました。
420時間と数字で見るとたいしたことないように見えるかもしれませんが、その期間私は仕事をせずほぼ毎日通って最速の6か月間で終了しました。
結構、毎日毎日通学するのは大変なので、短期でやって私はよかったと思っています。
割と一般的には平均1-2年かけて取られる方も多いですので、もしモチベーションが続かないかもしれないと思うならば、なるべく短期で取得した方がいいと思います。
また、モチベーションに関していうと、日本語教師という職業は決して稼げる仕事ではありません。
月にいくつもの学校で非常勤講師を掛け持ちし、10万円もいかないという人達がたくさんいます。
私は都内で一人暮らしでOLをしていましたので、その給料では到底生活できない状況でした。
よって、資格を取ったからといってすぐに日本語教師として働くことは年頭においていませんでした。
こういった実情をよく調べてから、本当に420時間(=大抵の場合安くても50万円以上かけて)取得する意義が自分にとってあるのか?何のために自分は勉強したいのか?をよくよく考えた上で受講しないと、後でこのような就職における現実を知って、「馬鹿らしい、もうやーめた!」となってしまうリスクがあると思います。
なぜ受講しようと思ったか、どんな日本語教師になりたいのか、受講を始める時に自分の想いをどこかに書き留めておくと良いと思います。
その後、勉強がつまらなかったり、課題が多くて嫌になったり、就職活動が思うようにいかずに落ち込んだり、必ずどんな人にもきっと暗くなってしまう時があると思います。
そんな時、なんで自分が勉強しようと思ったか、その初心に立ち戻って考えれば誰からも強制されたわけではなく、自分が進んで学ぼうと思った気持ちと向き合えるはずです。
そして、その思いはたった一時の思いつきであったとしても、どんな思いだったにせよ、過去の自分がその時その瞬間に確かに感じていたことであり、その思いを成就させるか、そこで投げ出すかは現在の自分にかかっていることを実感できるはずです。
勉強は、基本的には孤独で辛いものです。
もちろん、新しい知識を習得して自分が成長している実感がある楽しい時もあります。
ただ、そうでない時も多いです。
そんな時、その気持ちを共感し分かち合えるのは同じ勉強をしている仲間です。
私は、クラスメイトと卒業後もう5年程経ちますが、いまだに連絡を取っています。
みんなそれぞれの場所で頑張っていますし、「あの時の苦労に比べれば大したことないよね」といったような会話ができる友人がいるのは自分にとって貴重な財産となっています。
みんな、同じゴールに向かって頑張っていますので、お互い切磋琢磨して励ましあう、そんな関係を築ける仲間を作るといいと思います。
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この1冊だけで十分試験対策ができると思います。おすすめです。
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