資格の合格体験記は、国家資格、民間資格、各種検定など様々な資格、検定などの試験に合格した方がその体験談を投稿する、合格体験記情報サイトです。各資格の合格率や難易度、勉強法や勉強時間なども体験談に基いて掲載しています。あなたの取りたい資格が必ず見つかります。
サイト内の記事を検索
システム開発会社でシステムエンジニアとして務めていた折、自身のスキルアップとスキル証明を図るためネットワークスペシャリストを受験しました。
また、その会社では合格すると全社員の前で表彰してもらえ、報奨一時金がもらえる制度があったこともこの試験を受けたより強い動機付けとなりました。
ネットワークスペシャリストは午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ・Ⅱというスタイルで、午前は四択式、午後は記述式となっています。
また、午前Ⅰは過去2年以内に下位または同位資格に合格していると免除されます。
私はネットワークスペシャリストを3回受験しましたが、いずれも午前Ⅰは免除になっていました。
特に苦労した点は、他の高度情報処理技術者試験に共通しますが午後Ⅰ・Ⅱの記述式問題です。
また普段の生活や業務では使わないネットワークの幅広い知識が問われるところがこの試験の難しいところであり、合格しがいのあるところでした。
具体的には、私はEthernetやTCP/IP関連に関しては、そのプロトコルを用いて通信を行うソフトウェアを開発している会社に務めていたことや家庭用機器でも広く使われている技術であるため、その点の知識は詳しかったのでそれほど苦労はありませんでした。
しかし、OSPFとかBGP-4とか主にISPで使われているであろうルーティングプロトコルは実務経験がなくイメージしづらくとても苦労した記憶があります。
イメージしづらいものは出来る限り、身近なものに置き換えて考えたり、その技術が生まれた背景を想像しなぜ必要だったのかを考えるように心がけました。
この資格を取得してよかったことは、まず確実にネットワークに関するスキルと自信がついた点です。
資格試験を勉強することは普段は接することのない技術を体系的に学ぶことになります。
業務中に行き詰まって悩むことがあっても知識がなければ問題の原因はさっぱり検討がつきません。
その場で調べて解決できるほど単純ではありません。
あらかじめ幅広い知識があることで臨機応変に対応できます。
実際、会社で周囲のメンバーがネットワークがらみで困っていた時、ぱぱっと解決してあげられたときなどは自信につながりました。
また、前項で記載したとおり、私が務めていた会社では合格すると全社員の前で表彰してもらえ、報奨一時金がもらえる制度がありました。
私が務めている会社はグループ会社を含め約300人前後の社員がいますが、この資格を取得しているのは私だけです。
取得したという事実、それだけでもスキルを証明でき、間違いなく周囲の評価は上がったと思います。
実際、この資格を取得したことで念願だったシステムのコアを開発している部門への異動させてもらうことができました。
これから受験される方にひと言、難しくて途中で投げ出したくなることもあるかと思います。
この試験は年1回しか受けることができませんが、私は3回目でやっと合格できました。
嫌になることもありましたが、上述したメリットのことを考え挑戦しました。
合格すると確実に知識は増えます。
周囲の評価がきっとかわることでしょう。
あきらめずに合格してもらいたいです。
過去問をひたすらやることです。
あと、コツはとにかく過去問をひたすらやることです。
予想問題集は必要ないです。
特に午前問題は過去問からいくつか必ず同じ問題が出題されます。
しかも選択肢の内容や順番までまるっきり同一。
私は過去4年分を最低3回は繰り返し最終的に100%近くまで正解できるようにしました。
午前問題の勉強は、会社にいつもより30分以上早く出勤し勉強しました。
午前試験の勉強はそれだけで、家では午後問題の勉強に注力しました。
参考になれば幸いです。
ネスぺ23 本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説と合格のコツ
このシリーズはこの試験の要である午後過去問だけを集中的に深く解説してくれている他に類を見ない貴重な本でかなり勉強になりました。
スポンサーリンク
投稿数の多い順にランキング!