資格の合格体験記は、国家資格、民間資格、各種検定など様々な資格、検定などの試験に合格した方がその体験談を投稿する、合格体験記情報サイトです。各資格の合格率や難易度、勉強法や勉強時間なども体験談に基いて掲載しています。あなたの取りたい資格が必ず見つかります。
サイト内の記事を検索
その当時派遣で働いていた会社が、他社の経理を代行する会社でした。
働いている人が全員経理のプロという環境の中でしたので、経理の経験があれば特に資格を求められる様な事もなく普通に採用されて仕事をしていたのですが、ある日突然に会社から日商簿記2級を全員が取得することを義務づけられました。
私は全経の2級なら持っていたのですが、日商は過去に1度挑戦して不合格になってから諦めてそれっきりになっていました。
義務付けられたとはいえ、取得しないからという理由で解雇されるようなこともありませんでしたので、ほとんどの人が受験せずに仕事を続けていましたが、以前学校にも通い、教材などもそのまま持っていましたので、私はもう一度だけ挑戦してみることにしました。
もう10年以上も前になりますが、その時すでに40才を越えていたので、若い頃に勉強をした時に比べてかなり記憶力が劣ってきていました。
それに加えて家庭がありましたので、主婦としての仕事と母としての仕事を終えてからでなければ勉強を始めることが出来ませんでした。
勉強する場所も食卓テーブルしかありませんでしたので、せっかく勉強を始めても遅い時間に夫が帰宅すれば、広げていた教材を一度片づけて食事の用意をしなくてはなりませんでした。
夫が食事を終えてから再度勉強を開始していましたので、終わって寝るのはいつも夜中の2時過ぎになりました。
毎日、仕事をして家事をして勉強をするということを3か月続けるのはとても大変でした。
その中で、毎日どんなに遅く終わっても、頑張った自分へのご褒美として寝る前にワインを少し飲んでから寝ていました。
それがあったから続けられたというのは大袈裟かもしれませんが、3か月の間、一日の最後の楽しみがあったことがモチベーションを保つための大きな力となっていたと今でも思っています。
また、その頃実家の父が入院していて様態もかなり良くなかったので、週末は毎週JRで病院へ通いました。
その電車の中での時間も、思えば貴重な勉強時間となっていたと思います。
11月の試験を受験しようと決めた8月の半ばから3か月間、1日も休むことなく毎日過去問題集を2回分やりました。
とにかく、継続することに勝るものはなかったと思います。
大好きなTVドラマも見ないで本当によく頑張ったと思います。
過去、受験生だった頃を思い出しても、あんなに勉強したことはありません。
これから受験を考えている人へのアドバイスですが、まずは絶対に諦めないことだと思います。
受かった時のことを色々想像してみるのもいいと思います。
思えば私は、「落ちたらどうしよう・・・」というようなネガティブな発想はほとんどしていませんでした。
「受かったらあれをやろう!」とか、「あれを食べに行こう!」とか、そんなことばかり考えていたように思います。
私は2度目の受験ということで3か月間は一人で頑張りましたが、その前に1度簿記の学校へ通っていましたので、そのころ知り合った友達が何人かいました。
たまにその友達と連絡を取り合って、お互いの近況を語り合ったりするのも楽しかったです。
友達の中に私より先に合格している人がいたりすると刺激になりましたし、同じ日に受験をしようとしている人とは、どんな問題が出るのかを予想するのも気分転換になりました。
受験する時も勉強する時も、結局は自分一人ですけれど、いつでも同じ目標を語れる人がいることは大きなチカラになると思います。
合格テキスト 日商簿記2級 工業簿記 Ver.8.0 (よくわかる簿記シリーズ)
分かりやすいので楽しく勉強することができました。
スポンサーリンク
投稿数の多い順にランキング!